タケノコ診療所グループ
よろず医療相談掲示板
タケノコ医療相談

ウェブサイト「よろずインドネシア」内の医療相談掲示板にてご相談のあった内容をご紹介しています。

第61回 この国のありようA
第62回 この国のありようB
第63回 バリの子育て
第64回 こちらでもそういう花粉のようなもので何か?
第65回 腰痛にインドネシアのPIJAT REFLEKSIというのは?
第66回 右足全体に痛痒いしびれに似た症状があります
第67回 ローヤルゼリー
第68回 タケノコ式ダイエット
第69回 パプアニューギニアに行った知人がマラリアで生死の境
第70回 裕福でないインドネシア人夫と結婚した以上


第71回〜80回を読む
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タケノコ医療Q&A
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タケノコくん

第61回 この国のありようA(2006.10.20)
Q 前回の内容をお読みください)ご丁寧な説明ありがとうございます。 そうですね、日本でもアメリカでも同様の事は起こりますし、アメリカでも保険がなければ治療を拒否されるのは同じかもしれません。ただ彼女の場合はしっかりした保険があったので、お金のせいではありませんでした。

私が今回歯がゆいなと思ったのは、医療設備の不備ではなく、この国の医者のモラルの低さというか、医療に対する意識とか気構えの違い(日本と比べて)のようなものでした。素人にもきちんと状況を説明する義務も含めてです。勿論日本にも色々な医者がいますので、一般的に感じたということです。助からないかもしれない状況が同じだったとしても、医師に本気で助けたい”気”が有るか、すくなくとも”気”が有るように見えるか、が医療に対する信頼感に影響することがよくわかりました。


この国で医師の収入はほとんど歩合制です。 日本のように医師が病院で基本給をもらっているシステムと大きく違います。

すなわち自分で稼がない限り医師には収入がありません。 したがってほとんどの医師は個人事業主のようであり、チームで事に当たるとか若い医師や看護師を指導するなどという余裕もないように見えます。

病院を良くするとか、スタッフのレベルを上げる・・という発想はないと思います。いい病院と有名な専門医を多く集めるという意味に過ぎません。

主治医でもなく専門医でもない医師は自分から「やる気」を出して患者に手を出せば、ほめられるより、専門医でもないのにでしゃばったゆえに懲罰を受けかねないと思います。

医師それも主治医となれる専門医がいて初めて医療らしいことが始まるのです。救急の現場には権限のない一般医がいるだけです。心臓の専門でもない一般医がでしゃばることはできなかったのだと思います。

この国の医療はそのような構造的なものであり、精神論では変わらないと考えています。医師のモラルも、その国のシステムの上に存在するものです。