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タケノコ医療相談

ウェブサイト「よろずインドネシア」内の医療相談掲示板にてご相談のあった内容をご紹介しています。

第51回 酸素水って身体に良いんでしょうか?
第52回 子供の独り言
第53回 バリの健康保険
第54回 不妊治療の前にすること
第55回 喫煙歴15年ほど、たばこをやめるには…
第56回 ふたたび納豆について
第57回 更年期障害の多様性
第58回 どうすれば病気になり入院というかたちになるでしょう?
第59回 お尻の気持ち
第60回 この国のありよう@

第61回〜70回を読む


タケノコ医療Q&A
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第60回 この国のありよう@2006.10.13
Q 会社でずっと一緒に働いていたローカルスタッフの一人が亡くなりました。心臓発作を起こしたらしいのですが、最初に行った病院では発作を起こした 彼女を6時間以上も放置していたらしいのです。そんな事はよくあるのでしょうか。あまりのことに憤っています。

会社ではもう「なにか事故がおこったら直ぐに国外」といわれていますが、直ぐに無理な場合は、いったい緊急の時はどこの病院に行けばよいのでしょ うか。信頼できる病院があるのでしょうか。救急車も渋滞で動けないようなジャカルタで子供が怪我とかしたらと考えるとたまらなくなります。

放置された理由がよくわかりませんが、ありうることと思います。救急にしろ、まず支払い能力の証明が必要な国です。人道主義は支払いの後にしかありません。

病院の救急にいっても、担当は一般医で、どこまでの救急が可能か?わかりません。専門家がいないと専門家がくるまで何もしてもらえないことも十分ありえます。

> 会社ではもう「なにか事故がおこったら直ぐに国外」といわれていますが、直ぐに無理な場合は、いったい緊急の時はどこの病院に行けばよいのでしょうか。信頼できる病院があるのでしょうか。救急車も渋滞で動けないようなジャカルタで子供が怪我とかしたらと考えるとたまらなくなります。

お気持ちよくわかります。 インドネシアの医療の現状を知るにしたがい望んだとおりの医療が受けられない可能性もありうると思います。

ただ日本の20年前は救急車たらい回しで、受け入れてくれる病院がなく、患者が見殺しにされた・・というケースが多くありました。その後日本では救急病院の当番制度などができ消防署との連携などでかなり改善されました。それでも小児の患者がたらいまわしされ子供が亡くなったという悲しい出来事が最近ありました。

20年前の日本がそのような現実であったことから、今のインドネシアがこのような現状であることは、実はそれほど驚くことでもないかもしれない・・と感じています。

信頼できる病院ということでは、その代表であった大学病院での不祥事が相次ぎ、日本は医療不信がますます大きくなっています。

このような比較は意味がないとは思いますが、すべてシンガポールにいけばいいのだというのも、すこし乱暴だと思います。

市井の外国人医師としてできることは、この国に住む限り避けられないリスクを最小限にすべく、インドネシアで可能なことと不可能なことの区別をつけ、利用できるものはすべて利用できるような医療情報を常日頃から収集しておくことだと思っています。

民間の医師という立場では、インドネシアの医療の現状をどうこうすることはとても無理ですが、限界のあるなかで試行錯誤しながらよりいい医療が可能になるにはどうするのがいいのか?考えています。

一隅を照らす的な医療しかできない身で情けなくも思いますが、風邪・下痢・チフス・デング熱・・等日常の病気をきちんと診断治療できることを目指して、インドネシア人医師や看護師を教えています。

お答えになってないかもしれませんが思うところを書いて見ました。